デザイン住宅の設計・打ち合わせ内容をご説明します!

デザイン住宅の設計・打ち合わせ内容をご説明します!

大きなコンセプトをたてて、家族の思いを形にするために「住まい」を設計していくデザイン住宅。

設計にあたり何度も打ち合わせをする必要があることはイメージできるかもしれませんが、具体的に何回くらい打ち合せをするのか、どのような内容を打ち合わせするのかについてまでは、十分ご存知ない方も多くおられるのではないでしょうか?

そこで今回は、デザイン住宅を設計する際の打ち合わせについて、その内容や注意点をご説明します。

デザイン住宅を設計する際の打ち合わせ

デザイン住宅を設計する際の打ち合わせ時期は、一般的に「建築工事着工前」、「建築工事中」、「完成時」の3つのフェーズに分けることができます。

それぞれのフェーズにおける、打ち合わせのおよその回数や内容をご説明します。

建築工事着工前

建築工事着工前は、およそ3〜6ヶ月の間に、6〜18回程度の打ち合わせをするのが一般的です。もちろん依頼者の思い入れが強い、仕事が忙しいなどの理由のために、この期間や回数の範囲内に収まらないことはあります。

ただ、着工前にしっかりと打ち合わせをしておくことが、最終的には全体の時間短縮にもつながりますので、ここはじっくり準備をしたいところです。打ち合わせは、工務店やハウスメーカーの担当者、建築士、インテリアデザイナーやコーディネーターなどと、個別にあるいは合同ですることになります。

一般的な打ち合わせ内容は、

  • 間取りや空間構成、各部デザイン、建築構造について
  • 内装設備と資材選び
  • 外装設備と資材選び
  • 外構について(庭やカーポートなど)
  • 資金計画
    などが中心になります。依頼者の気持ちを、具体的な形にするために行う打ち合わせです。

なお、打ち合わせ時に注意すべきことは、のちほどご説明します。

建築工事中

工事中の打ち合わせは、必要に応じて行いますので、状況次第では打ち合わせを必要としないこともあります。

打ち合わせを必要とする場合は、

  • 工事が予定通り進んでいるのかの確認
  • 建築工事前に決めていなかった内容の相談(例:インテリア系の素材選びなど)
  • 工事中での変更や追加依頼の相談
    などが打ち合わせ内容となり、工事中の現場確認等と合わせて定期的に時期を決めて行うことが一般的です。

完成時

完成時の打ち合わせは、数回程度です。通常は支払いや、引き渡し前後の確認事項などが、打ち合わせ内容になります。

デザイン住宅の打ち合わせ時の注意点

これで打ち合わせの概要は、お分かりいただけたのではないでしょうか。

ただ打ち合わせすべき事項が色々とあっても、慌てることがないように、事前に注意点も把握しておきたいところです。そこで打ち合わせ時の注意点をご紹介しておきます。

家族全員で建てたい家のイメージを共有しておく

同居する予定の全員の希望が叶えられるように、全員でイメージを共有しておくことが大切です。できる限り打ち合わせ前に家族で話し合い、それぞれのこだわりのポイントやこだわりの優先順位は決めておくことをおすすめします。

また、家族の持っているイメージ等が、設計者にもできるだけ正しく伝わるように、写真や図等イメージできる資料を準備しておくとよいでしょう。

予算の上限を決めておく

打ち合わせ途中から、色々と目移りしてしまい、最初に考えていたものから大きく計画が変更されることもあります。そのような時も、予算の上限をしっかりと決めておくと、大幅な予算オーバー等を避けることが出来ます。

予算のトラブルは、後々大きな問題に発展することもありますので、早い段階で担当者とも予算の上限について共有しておくのが良いでしょう。

工事スケジュールを共有しておく

家づくりは時間がかかるものです。もし子どもの入学など、期限が決まっているのであれば、早めに担当者と共有しおくべきでしょう。そうすることで、後から時間がなくなることを避けることができます。

疑問点は必ず質問しておく

打ち合わせの時に湧いてきた疑問は、どんなに些細なことでも質問し、解決しておくことをおすすめします。疑問が解決されないまま先に進むと、不安が生まれてくるものです。いざという時に質問を思い出せないかもしれませんので、疑問点を紙に書き出しておくのも一案でしょう。

とくにお金に関する疑問は、あとから思いも寄らない支払いにつながることもあります。想定外の出費はネガティブな感情を生むこともありますので、先に解決できる疑問は解決しておくことをおすすめします。

記録を取っておく

とくに建築工事前は、多くのことを同時に進めていきますが、決めたことや相談したことをあとから思い出そうと思っても思い出せないことがあります。また絶対に避けたいことではありますが、担当者とのトラブルが生じることもあります。

そのような事態に備え、資料は写真に撮る、打ち合わせの終了後には内容をまとめて記載しておくなどの対策は講じておきたいところです。なお写真を撮るときは、エチケットとして先方に許可を得るようにしてください。

まとめ

デザイン住宅の建築の過程が、少し現実的に見えてきたのではないでしょうか?「サカイデザインネットワーク」では、自分らしくこだわりのある「住まい」建てたい方々の思いを実現にするため、さまざまな住空間をデザインしています。

ぜひ、より実りある打ち合わせをすることができるように、この記事を参考に「サカイデザインネットワーク」までご相談ください。