インテリアコーディネートとは? 仕事内容や流れなどを解説

インテリアコーディネートとは

自宅やオフィスなどの雰囲気を構成する上で、間取りの設計や素材の選定と共に、インテリア(=室内空間)のコーディネートを考える事は非常に重要なポイントです。同じ内装であってもインテリアコーディネートの手法で空間の雰囲気はガラッと変わります。

今回はインテリアコーディネートについてご紹介いたします。

快適空間を作るためのアドバイスをする

インテリアコーディネートというのは、快適な住空間を作るために、主に内装材や照明、インテリア製品をトータルにコーディネートすることを指します。そして、そのコーディネート業務を担っているのがインテリアコーディネーターです。 住まいのスペシャリストとして、センスやアイデア、豊富な商品知識をフル活用した上で、住空間や商業空間に対して、これまでにない極上の空間へと変貌させることができます。

長年住み続けた家において、家族構成やライフスタイルの変化が生じ、住まい方や空間の雰囲気を変えてみたいと感じることもあるでしょう。 そのためにリノベーションや建て替えなど大掛かりな計画を考える場合もありますが、インテリアコーディネーターへの依頼により、基本的な空間はそのままでも、家具や照明、カーテンなどのファブリックを新たなコーディネートで変更し、自分スタイルの快適な住まいへ雰囲気をガラリと変えることも可能なのです。

また、新築の家であっても建築空間は真新しいのですが、実際の生活に必要となる家具や照明、カーテン等のインテリア製品のコーディネートが整っていないと、空間の雰囲気がバランスの悪い印象になってしまったり、殺風景な空間になってしまったりしがちです。 そこでインテリアコーディネーターの力を借りることによって、自分好みのインテリアに整える事ができ、まるでモデルハウスや映画の中の素敵なインテリアような雰囲気に整えることも可能になるのです。 インテリアコーディネーターのセンスにおまかせすることもできますし、ある程度要望を伝えた上でそれに沿ったインテリアにコーディネートしてもらうことも可能です。

インテリアコーディネーターの仕事内容

室内空間をコーディネートすることを専門とするインテリアコーディネーターですが、具体的にどのような仕事内容であるか、ご存じない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 実際の仕事内容は多岐にわたりますが、ざっくりといえば、室内空間において、主にインテリアエレメント(内装材やインテリア製品)のトータルコーディネートを考えることで、そこで暮らす人達の最適な住環境を整え創りだす、という仕事になります。

私達は普段の生活のなかで、家具や照明器具、インテリア素材を選ぶ際に、自分の好みや空間の最適性などの視点にたち考える場合でも、その空間に合うバランスをきめ細かく考えることは非常に困難なケースが多いのではないでしょうか。 人によっては生活経験や自分スタイルについて、ファッション同様にインテリアのコーディネーションにおいてもこだわり抜いている方もいらっしゃるかと思いますが、多くの場合は、一つ一つの単体である家具やインテリア素材を見て良いか悪いか、好みか好みではないか、という視点で選んでいくというパターンが一般的かと思います。 あまりに奇抜すぎる配色やデザインですと流石に考えるかもしれませんが、そうでなければ、気に入ったもの、または、ある程度気に入っている物や素材で室内空間が構成されていると思います。 それでも問題はないかもしれませんが、長く暮らす住空間ですので、自分らしく居れる住空間を構成するインテリアコーディネートについて、きちんと考えることは快適な暮らしを考えるうえで、とても大切なことだと思います。

インテリアコーディネーターへの依頼により、まず空間や生活環境全体の統一感を考えた上で、住む方の個性や希望の雰囲気などへ調和のとれたバランスを考え、住空間を整えていきます。 インテリアコーディネーターは、住まう人の家族構成やライフスタイルを分析して、もちろん予算もありますので、そうした様々な条件の中で快適な暮らしを実現できるインテリアコーディネートを提案し、インテリアエレメント(内装材やインテリア製品)の発注から納品セッティングまでを担うインテリアコーディネート業務のスペシャリストと言えます。

インテリアコーディネートの流れ

インテリアのコーディネートの流れですが、まずは、ご要望についてのヒアリングから始まります。 どのような家族構成であるか、ライフスタイル(生活習慣)、趣味や好みのデザイン、色などを事細かにお聞きしてご要望をまとめていきます。 同時にご予算やスケジュールについても確認を行います。

その上でプランニングを行います。ヒアリングした内容から現在の間取り(または新たな間取り)をベースとして、全体的なレイアウトをはじめ、壁紙や床材などのインテリア素材、家具や照明・カーテンなど室内空間を構成するインテリアエレメントをトータルに考え選定しコーディネートを考えていきます。 そして、プランニングしたコーディネート内容は、図面やパース、実際の素材をコラージュした資料等を作成しお客様へプレゼンテーションを行います。

同時にコーディネートしたインテリア製品の御見積や納期がわかる書類を作成し、ご契約へ向けてお打ち合わせを重ね、ご契約が成立しましたら、実際の納品スケジュールを策定し、インテリア製品やインテリア素材を発注手配し、納品セッティングまで行いご提案した室内空間へと整えていきます。 また、完成後もアフターフォローは欠かすことができませんので、定期的に不具合がないか等の連絡をとり、アフターメンテナンスについても担当します。

インテリアコーディネートの注意点

インテリアコーディネートを依頼する上での注意点ですが、インテリアコーディネーターにも様々な経験や能力があり、自分に合ったコーディネートを手掛けてもらえるかどうかを判断するのは難しい部分かもしれません。 実際に手掛けているコーディネート事例を見たり、打合せを重ねて信頼性や自分たちの要望を理解してもらえるかを判断し、提案内容や予算管理の部分についても確認し最終的にインテリアコーディネートを依頼することが大切です。

 

まとめ

インテリアのコーディネートを考えることで、住空間の雰囲気や快適性は大きく変化します。 自分にとっても、一緒に暮らす家族やパートナーにとっても、暮らしの環境全体に大きな影響を及ぼすのは間違いないと思います。「サカイデザインネットワーク」では建築設計から暮らしの細部まで考えるインテリアコーディネートについてもご提案しておりますので、ぜひお問い合わせ下さい。