洗練されたオフィスデザインにするためのポイントとは?

洗練されたオフィスデザインにするためのポイントとは?

事業を立ち上げる場合や、心機一転新しい場所へオフィスを移転させる際に重要なのがオフィスデザインです。雰囲気やレイアウト次第で仕事の効率やスタッフのモチベーションなどに大きく影響を及ぼします。

そこで今回は洗練されたオフィスデザインにするために押さえておくべきポイントについてご紹介いたします。

エリア選定が重要

オフィスデザインにおいて、内装やレイアウトの前にまずはエリア選定が重要となります。エリアは企業ステイタスにもなりますし、そこで働くスタッフの利便性に関しても大きく影響します。例えば東京都内であれば、丸の内や六本木、新宿などのエリアに大手一流企業が集中している傾向があります。また、青山や表参道エリアであればクリエイティブ系の事務所が多いでしょう。周囲に似たような企業が集まっているエリアであれば、何かと都合がいい面もあります。

その他にも、交通や周囲の環境の利便性も求められるのではないでしょうか。多くのスタッフが通いやすいエリアであれば通勤のストレスだけでなく、交通費などの削減にも繋がる可能性があります。また、周囲にランチのできる飲食店が多ければその分お昼休憩の選択肢も広がりますので、スタッフの満足度は高くなります。

ただし、一等地をエリアとして定めてしまうと、固定費がかさんでしまうため注意が必要です。十分な余裕があるのであれば問題はありませんが、そうではない場合には会社の成長に合わせて徐々にステップアップしていくイメージでいるといいでしょう。ステイタスのために無理をするのは得策とはいえません。

コンセプトをはっきりする

エリアを決めた後に考えなければならないポイントは、コンセプトを明確にするということです。オフィスはコンセプト次第で雰囲気などが決定づけられます。シックでモダンな雰囲気にしたいのか、明るくポップな雰囲気がいいのかによって社風自体にまで影響を及ぼします。移転の場合には前オフィスの雰囲気から一新したいと考える方が多いのですが、コンセプト次第ではマイナスになってしまう恐れがありますので慎重に決めなければなりません。

コンセプトが曖昧な状態ではデザインを決めることも難しくなります。レイアウトやインテリアなどの判断基準となるのはコンセプトだからです。まず新しいオフィスでどのような雰囲気で業務を行いたいのかをイメージしましょう。真っ先に頭に浮かんだイメージが最善というわけではないので、いくつかの候補を出した上でそれぞれを具体的にイメージしてみるのも一つの手です。

あるいは社員にアンケートをとるのもいいでしょう。ただし、サプライズをお考えでしたら社員の意見を取り入れることが難しいかもしれません。いずれにしても最終決定をしなければなりませんので、ベストだと思えるコンセプトを固めるといいでしょう。

コンセプトを元にゾーニング

ゾーニングというのはいわゆる間取りのことです。コンセプトが決まったら、オフィス内のゾーニングを具体的に決めていきます。まずはスタッフが働くデスクと会議室や応接室などのスペースを分ける必要があります。会議室に関しては何部屋用意するのかということと、それぞれの部屋の広さも重要となってきますので、それ次第でどのくらいのスペースを会議室にあてるのかが決まるはずです。

スタッフ用のスペースに関しては、部門ごとの連携のしやすさが一つの目安となります。営業部門や総務部門など部門ごとに大まかに分けることになるかと思いますが、それだけでなく普段から業務上の関わりが深い部署同士は隣接させるなどすると快適な職場環境となるでしょう。

また、ついつい見落としてしまいがちなのが休憩スペースです。休憩スペースはスタッフの憩いの場となりますので、いかにリラックスできる環境にできるかがポイントとなります。快適な休憩スペースではスタッフ間のコミュニケーションも円滑になるでしょうし、それが最終的に業務にも繋がりますので大切です。可能であれば分煙という形で喫煙スペースを設けるというのもいいアイデアかもしれません。

洗練されたオフィスは働きやすい環境となりますので、スタッフが業務を行う上でいかにスムーズできるかなどを念頭に置いて考えてみるといいでしょう。

代表的なデスクレイアウト

どれだけオフィスのデザインが素晴らしいものであっても、ワークスペースが狭ければあまり意味がありません。オフィスの雰囲気だけで業務は進みませんので、作業しやすいかどうかが最も重要となります。代表的なデスクレイアウトは以下の通りです。

対向式

最も一般的なデスクレイアウトです。向かい合った状態でデスクを配置し、それが何席か連なることで一つの島となっています。スタッフ間の距離が近いのでコミュニケーションが取りやすく、スペース効率にも優れています。また、配線の共有もしやすいというメリットもあります。事務職や営業職であれば特におすすめできるデスクレイアウトといえるでしょう。

ブース式

アメリカのオフィスでよく見られるタイプです。一つの席に対して周囲からの雑音や干渉を防ぐことができるようにブース状になっており、業務に集中しやすい環境となります。また、スペースも対向式よりも広いため、作業に向いているレイアウトです。しかし、スペース効率があまり良くないのと、スタッフ間の連携がとりにくいのがデメリットとなり得ます。

まとめ

オフィスデザインは重要であると同時に決定するのが難しい部分でもあります。しかし、その後その環境で業務を行うことになるので安易に決めてしまうのも不安があります。その場合はプロに相談するのがベストです。

オフィス新設や移転に関するデザインをご検討中でしたら、オフィス内のインテリアデザインなどを手掛けております「サカイデザインネットワーク」にお気軽にご相談下さい。